反省

……最近の自分、駄目だ。
「嫌いなものを嫌いという俺、カコイイ」とか、「空気は読んでいる、だがそれをあえて打ち壊す」とか、そんな心境でいつも振舞っていて、それがどういう結果を招くのか考えようともしなかったアホな自分が恥ずかしくてたまらん。
自分が興味ないものに周りが熱中する様が見てられなくて、必死で抵抗しようと考えていた。あまりにも自己中すぎてお話にならない。
みんなが好きなアニメや漫画とかの話をしてると、「俺はそんなに面白いとは思わない」と平然とした顔で言ったり、
みんなが大好きなシナリオを「あんなの大した事ねーよ」とか、「どこが面白いのか分からない、あんなの疲れるだけやん」密かにけなしたり。
前者は、周りの会話についていけないのが寂しいからで、まだマシな理由なのかもしれない。
でも、後者は明らかな嫉妬。
自分もSRCシナリオライターのはしくれ。自分の書いてる作品には、それなりの自信を持ってる。
でも、数多くのライターが存在するこのコミュニティ、俺のシナリオより確実に話題になる名作は数多い。
そして、そういった名作達は今も新しく作られ続けている。
だから、自分の自信を無くさないためにも、シナリオをちょっとだけプレイして、「こんなの大した事ない」と自分に言い聞かせ、自信を維持しようとする。
「こんなシナリオ……絶対に敵わない」という嫉妬心を否定しようとする。
それが、とんでもなく恥ずかしい事で、とんでもなく意味のない事である事すら気付かずに。
何故SRCシナリオを書くと聞かれれば、書くのが楽しいから、みんなの感想を聞くのが楽しいからと答える。
だから、コミュニティ全体の感想の声を独占したくなる。
もう、アホだ。
今月でSRC初めて2年目になる。最初の頃、本当にごくたまに来る感想がとても嬉しくて、競争なんてこれっぽっちも考えずにシナリオ書いてた頃がとてもとても懐かしく。
リレーとかに参加して、知り合いやコネが出来て、少しは名が知れた気分になって天狗になっている自分。
天狗になって、他のシナリオとも張り合えると感じ始めて、対抗意識が泥沼化していって。
とてもとても恥ずかしい。
嫉妬や妬みがどれだけ怖くて、人との関係を台無しにする感情なのか気付かないと、痛い目を見る。
こんな自分を変えなくちゃいけない。今年の目標。決定。
俺はSRCシナリオライターの頂点なんか目指しちゃいなかったなずなんだから。
作る事だけがSRCの楽しみじゃない。「コミュニケーション」こそがSRCの本当の楽しさじゃないのだろうか。
シナリオを通じて、自分を表現して、他人の表現をシナリオを通じて自分に……
……あー、言ってることがよく分からん。
とにかく、初心に帰って、作る事の本当の楽しさと、プレイする事の楽しさをもう一度発見したい。