あれだ

ちょっと前までは、無名のシナリオ書きだった。
とくに注目される事もなく、書きたいシナリオをつらづらと書いているだけだった。
それが、オリロボシナリオを気まぐれで書いてみて、
それなりに注目されて、それなりに面白いと思われるようになった。
何つーか、うれしかった。
誰にも注目されず、底でコソコソとやってるままに終わると思ってたし、
上があまりにも遠くて、自分には縁のないものだと思ってた。
目を背けていた。
まぁ、上と言っても
ちょっと階段を登ってみると、
やっぱり上は果てしなく遠いと実感する。
無名から中途半端へのランクアップ。
でも、今はもう目を背けようとは思わない。
ただ単に、性分だった対抗意識の激しいこの性格が表に出ただけなのかもしれないけど。
今だって、多数の人間を勝手にライバル視している。
名作シナリオをプレイすると、面白いという感情よりも悔しいという感情の方が先に来る。
こんな性格の、こんな考えを持つ俺の事を、好ましく思わない人も多いと思う。
「こんな事言う奴のシナリオは地雷確定」と思われるかもしれない。
つか、シナリオがちょっと話題になったからって、天狗になってるだけなのかもしれない。
それでも、やっぱり叫びたい。
シナリオライターとして、創作家として、目指したい天辺がある。
だから……







王にぃ、俺はなる!!